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疲労評価システム RealCAST

Real time Chaos Analyzing SysTem
指尖脈波を使った生体評価システム

■リアルキャスト 心身状態判定の特徴

・ 最長12時間連続脈波測定
・ 時系列波形リアルタイム表示
・ アトラクターリアルタイム表示
・ リアプノフ指数リアルタイム表示
・ パワー値とリアプノフ指数検証図
・ 傾き時系列変化図
・ パワー傾き周波数応答
・ リアプノフ指数傾き周波数応答

■リアルキャスト 疲労検知システム(オプション)

・ 疲労曲線の計算
・ 単位時間における疲労度推定
※疲労検知システムは、ベーシックがないと動作しません。

 

■計測例

Real-Castは、脈波から取得した生体データをもとに生体がどのような状態にあるかを評価判定するシステムです。

■解析詳細

本システムは、生体の状態判定を以下の手順で行います。
(1) 脈波を収集しながらリアルタイムにリアプノフ指数を計算し、それぞれのデータを保存します。
(2) 脈波データ、リアプノフ指数データをもとに、収集後はそれらの情報から、適応力、抵抗力をもとめます。
(3) 適応力、抵抗力をマッピングし、状態を判定します。

適応力の測定(カオス性の変化:情報性)
適応力とは、環境に対する柔らかい対応力であり、環境と一体化するように進化・前進する情報過程のことです。この適応力によって、系は予期できないような激しく変動する環境変化などの緊急事態にも対応する事が可能となっています。

■適応力の定量化

脈波のカオスアトラクターからカオスの情報をリアプノフ指数により定量化します。

抵抗力の測定
抵抗力とは、外部からの侵入、破壊に対して戦う力を意味します。そのため、抵抗力はエネルギーを消耗し、カロリーを放出します。免疫力も抵抗力の1つであり、消滅されないような消極的防衛によるエネルギーの過程です。

■抵抗力の定量化

脈波の振動振幅の2乗=Powerによって抵抗力を評価します。

算出した適応力、抵抗力を元に、生体がどのような状態にあるのかを評価します。 
縦軸に適応力(リアプノフ指数)、横軸に抵抗力(Powert値)をとったグラフに今回算出した適応力、抵抗力でプロットし、グラフのどの位置にプロットされたかにより、生体状態を評価します。

■疲労検知システム(Real-CASTオプション)

指尖脈波による簡単な測定により疲労を定量的評価します。蓄積疲労の時間的変化を疲労曲線で表し、負荷時間を特定できます。結果のCSV出力により相対的な評価が簡単に行えます。  
算出した傾き時系列データのうち、Power値の傾き(抵抗力)の時系列データの積分値が、官能評価による筋疲労曲線と概ね一致することから、定性的筋疲労曲線として使用します・



1. 疲労度 
疲労度とは、時間の経過にともなう疲労の進行度合いを示します・ここでは、単位時間あたりの疲労度を表します・
2. 疲労度曲線

■ハードウェア構成

システムは測定解析ソフトとコントロールボックスおよびプローブにより構成されます。
・ USB通信
・ 外形寸法 : 26cm×19cm×3cm, 重量 : 約1kg弱
・ 指尖/耳朶 脈波測定用プローブ (1個 指尖用 or 耳朶用どちらか選択になります)
(※パソコンはセットには含まれておりません)

■動作環境

コンピュータ本体 対応OS : Windows2000 / XP
CPU   : Pentium III 1GB 以上のもの (推奨)
メモリ 512MB以上
ハードディスク 空き容量10MB以上

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